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ヘルパーに憧れて

社会的に認められたヘルパーの仕事内容と今後について

2016.1.10

今後の社会的位置付け

ヘルパーの需要は今後ますます高まります

家政婦とヘルパーの違い

利用者さんの身の回りのお世話を仕事内容とするヘルパーは、よく家政婦さんとの違いを聞かれます。家政婦さんの仕事は、依頼者から依頼されて家事サービスを行う事が目的です。その為、サービスは依頼者の他、同居する家族にも行われます。
一方、ヘルパーは介護を必要とする高齢者や障害者の方へ介護を目的としたサービスを行いますので、同居する家族がいても、そのお世話をする事はありません。また、介護の専門知識を習得する部分も家政婦さんと違う部分になります。要は、仕事内容は似ている部分はありますが、家政婦さんは家事サービスのプロであり、ヘルパーは訪問介護のプロなのです。

ヘルパーの社会的位置づけ

かつて老人家庭奉仕員と呼ばれたのが、現在のホームヘルパーです。昭和30年代から法制化され、昭和57年の法改正迄は、貧困層の高齢者や障害者をお世話するといったイメージが強かったようです。ホームヘルパーという言葉が法的に使われるようになったのは、平成2年からとまだ新しい職種名なのです。高齢化社会となった現在、デイサービスやショートステイ、在宅福祉の三本柱として脚光を浴びるようになりました。平成12年に介護保険がスタートした事で、ヘルパーの職業も一般的となり、現在に至ります。ヘルパーが提供するサービスは自立支援が目的であり、あくまで公的に行うサービスであり、このサービスにかかる費用は介護保険から支払われます。ヘルパーは高齢者や障害者の方に対し、自立に向けた援助を提供する社会的な責任があります。その為、介護を受ける側からの要求を全て受ける事はありません。逆に、ヘルパー側が支援内容の計画を立て、ある程度指示を行う事が必要です。
この様に、社会的役割を担うヘルパーは責任も重く、人気があるからと言って安易に目指す事はお勧めしません。責任をしっかり持ち、利用者さんが自分らしく過ごせるようにしていく事がヘルパーの仕事の魅力にもなり、難しい部分ともなります。

今後の社会的位置づけ

今後、日本の高齢化はますます進み、超高齢化時代が来ると言われています。そこには老老介護が問題となったり、少子化により高齢者を支える家族が少なくなっているのが現状です。その為、ひと昔前のような、生活が出来ればそれで良いというサービス提供ではなく、利用者さんが自分らしく過ごせる為の介護を提供する必要が今後は更に求められるでしょう。その為ヘルパーに必要なのは、利用者さんの要望全てを聞く事ではなく、その方が希望する生活をきちんと把握する事です。そして、その希望を実現する為に、ヘルパーやコーディネータによる対応、ケアマネージャーによるプランニング作成、そして利用者さんやその家族との話し合いなど、様々な連携を持って、より良い介護を実施していく事が今後求められてくるのではないでしょうか。

サイトについてサイトについて学生の頃、祖父のお世話をするヘルパーの仕事振りに憧れ、介護の仕事に就いた私です。介護の仕事のやりがいや、必要な事をお伝え出来たらと思い、サイトを立ち上げました。当サイトへのお問い合わせはコチラまでお願いいたします>>LongingforHelper@yahoo.co.jp

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高齢化社会が進行し、要介護者が増え続けている現在、ヘルパーは介護の入り口として、注目を集める仕事となっています。実地経験を豊富にすることが出来るヘルパーは、介護職でのキャリアアップの足ががりともなる仕事と言えます。